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こども、アート、日々。

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京(みやこ)エコロジーセンター訪問

来年度の企画を考えていて、思うところあって、
京(みやこ)エコロジーセンターを訪問させて頂きました。

環境問題については「リサイクルしよう」とか「無駄づかいいはいけない」とか、
お題目のように意識の中には刷り込まれているのですが、
「では、なぜそうしなければならないのか?」また
「それによって、地球環境にどのような影響を与えるのか?」
ということについて、考えを深める機会になればと思いました。

みやこエコロジーセンターの素晴らしいところは、
施設そのものが断熱・雨水利用・屋上庭園など環境に配慮した
「こだわり」の建物であることもさりながら、
セミナー、レクチャー、ワークショップ、イベントの開催、また80名以上の市民ボランティアの参画など、
その運営手法と充実したソフトにあります。

「環境のために・・・でなければならない」ではなく、来館したひとりひとりが
環境問題について考えることのできるしくみになっています。
たとえば、展示物を見てまわる際には、「エコメイト」と呼ばれるスタッフが来館者に
問いかけながら、解説してくれるのです。

職員の方にいろいろお話を伺う中で、
「環境問題は、ある問題に対してこれをすれば解決、というものはない。
毎日、人々が問題を解決するにはどうしたらいいか、ずっと考え続けることが大切なのだ」
という言葉が印象に残りました。

また、「環境問題が身近なことでなくて、どうしても遠い世界のことに感じられがち。
それをいかにして、身近な問題として感じられるかを、工夫している」とのことです。

考え続けること。環境問題を自分のこととして考えられる想像力。
KADが行うワークショップにも通じることが多く、とても勉強になりました。
by ide_h | 2009-02-20 20:16 | 子どもとアーティストの出会い