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こども、アート、日々。

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怒涛のアート・ツアーへ

同業の友人2名と、朝から神戸へ。
プライベートですが、その職能を生かして分刻みのアート・ツアーを敢行。

9:30 集合
11:00~13:00 兵庫県立美術館でジャコメッティ展
13:00~13:30 昼食
14:00~16:30 神戸アートビレッジセンターでマシュー・バーニー「拘束のドローイング9
18:00~22:00 梅田shangli-laで二階堂和美ライブ

ジャコメッティ展は、思いのほか彫刻作品が少ない…。
今回は日本人哲学者、矢内原伊作とジャコメッティの関係にスポットを当てているため、
内容がなかなか難しい。といいつつ、けっこうじっくり鑑賞・・・。
狂おしいまでのジャコメッティの探求心、特に紙が真っ黒になるまでタッチを重ねた
スケッチの数々を見て、アーティストが何者なのかをあらためて考える。

30分で昼食を済ませて移動。

マシュー・バーニーの「拘束のドローイング9」は、以前同じメンバーで
金沢21世紀美術館まで出かけて行ったにも関わらず
観ることができなかったという背景が。今回、いよいよその雪辱を晴らす!

日本の捕鯨船に乗り込んだ外国人(マシュー・バーニーとビョーク)が
船内で婚礼を挙げる…というストーリー。
ところどころ行き過ぎのジャポニズムに突っ込みたい気持ちが起こりつつも、
その完成度やスケールは素晴らしい!
これ総工費いくらかかったの?という疑問はおいといて、この映画を製作した
スタッフに尊敬の念を覚える。特に作品中に出てくる船員や日本人の出演者たちが、
ありえない設定にも関わらず、ごく普通に、ナチュラルに登場してくる。
異国の地で、ここまでの作品をつくれるマシュー・バーニーの
才能とコミュニケーション能力は相当なものだろう。
とはいえ、わけが分からない部分も多々あり。以前金沢21世紀美術館の個展で
制作背景や解説を知っておいてよかった…と思う。

2時間半の作品にふらふらになりつつ、ダッシュで梅田に向かう。

梅田シャングリラ、二階堂和美レコ発記念ライブ。
この時点で眠気と疲れと空腹がピークに。
前座が長くて、二階堂さんが出てきた時点で2時間経過・・・
ピアノの渋谷さんとベースの清水さん(mama!milk)とのセッションが素晴らしかった。
最後の「赤犬」とのセッションは大盛り上がりになるもついていけず。
アンコール3回で4時間経過。客層が若く、みんな元気だなあ・・・と遠のく意識で想う。

ライブハウスを出て、居酒屋でもくもくと3人、遅いご飯を食べて、
京都へ戻る。疲れた・・・。楽しかった・・・。
by ide_h | 2006-09-17 23:03 | アート