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トヨタ・子どもとアーティストの出会いin愛知

トヨタ・子どもとアーティストの出会いin愛知」本番。
瀬戸市立掛川小学校で毎年行われる「収穫祭」という行事で、
子どもたちがアーティストとともにつくったコンテンポラリーダンスの作品を発表します。

現地コーディネーターの愛知市民教育ネットさんと定光寺で合流し、
アーティストのモノクロームサーカス、トヨタ自動車の方と掛川小学校へ。

「収穫祭」は、掛川小学校の学区地域の地元の人々が集まり、
地元や学校で採れた野菜を使った料理や、餅つきが行われる行事。
10時半スタートとのことで、小学校には地元の方が詰めかけ、
準備に追われていました。

スタッフ間で簡単な打合わせを終えた後、
我々も餅つきや試食に参加させて頂きました。

午後1時30分、いよいよ子どもたちのパフォーマンス発表。
テーマは「夢と現実のはざま」。
1年生から6年生までの総勢19名が、
夢の中での出来事をダンスで表現します。
衣装は、全員パジャマ。

ゆったりした音楽に合わせて、
目を閉じたまま、肩に手を置いて繋がった状態で子どもたちが入場。
そして舞台に出て、床で眠ってしまいます。
ひとりが起き出して、ソロのパフォーマンス。
つづいて、ペアでのパフォーマンス。
でもみんな、パフォーマンスが終わると床に倒れこんでしまいます。

するとロック調の激しい音楽がかかり、整列して音楽にノリノリになる子どもたち。
曲の合間合間に、列を崩して、激しくダンス!
エンディングに合わせて、床に倒れこみます。

倒れこんだ中から、寝ぼけたように立ち上がる子どもが、ひとりふたり。
パフォーマンスが終わると床に倒れこんでしまいますが、
そのうちひとりが舞台をぐるぐると全力で走り回りはじめ、
つられて全員が舞台を駆け回ります。

全員が立ち止まったとき、ふたりの子どもが雉を空に放つパントマイムを。
それを合図に、ひとりの子どもをみんなが持ち上げ、
舞台を練り歩くクライマックス。
また、床に倒れて眠りはじめ、最後の子どもが倒れたところで、おしまい。

会場は、大きな拍手で包まれました。
観客は、地元の方々、子どもたちのご家族や
瀬戸市の商工会議所の方々など、100名あまり。
子どもたちがは終始真剣で、そして笑顔で、とてもいい顔をしていました。

終わった後、校長先生からこれまでの経緯が説明され、
記念撮影。そして、私たちは校長室で先生とお話、ご挨拶。

学校をでてからは関係者で反省会を持ち、そのまま瀬戸観光に。

夜は、学生さんたちが運営しているというコミュニティカフェで打ち上げ。
学校の先生やアーティスト、子ども会の役員の方や学生さんを交えて、
楽しい時間を過ごしました。

先生方ともじっくりお話し、子どもたちの新たな面を発見したこと、
そして始める前はやはり不安だったことなどを伺いました。

掛川小学校の先生方がすごかったのは、
この「コンテンポラリーダンス」という訳の分からないものを腹を据えて受入れ、
地元の人たちに「今回は答えがないことに挑戦している。
だから、分からなくても見守って、
そして終わったらとにかく大きな拍手をしてください。
それが子どもたちの成長につながる」といい続けてくださったこと。
地元のおじいちゃん、おばあちゃんには今回の作品は、
正直、分かりづらいものだったろうと思う。
それでも、「分からんから」と拒絶せずに
子どもたちの作品を集中して見てくださり、
最後は大きな拍手をくださったこと。
そして、子どもたちの表現を受け止めてくださったこと。
「コンテンポラリーダンスとは何か」と数十回説明するより、
ずっと深く、そして正確に子どもたちの表現や
このプロジェクトの趣旨をを理解してくださったように思う。

会がお開きになって、京都に帰ることになったとき、
雨の中、皆さんが駅まで見送って下さいました。

こうして、かかわって下さった方々が
みんな笑顔で終われる仕事に携わることの
幸せをかみ締めて、京都へ。
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by ide_h | 2006-12-07 23:58 | 子どもとアーティストの出会い