こども、アート、日々。

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横浜滞在その2

横浜滞在、2日目。
今日は分科会・英国セッションに参加する。

桜木町のホテルから、シンポジウムの会場へ。
ところがワタクシ、完璧にボケていました。
まず、会場を横浜美術館だと思って、桜木町からがんばって歩く。
途中で、「違う!今日の会場は赤レンガだ!」と思い出し、赤レンガへ。
しかし、誰もいない・・・正解は、BankArt1929でした・・・。
いいお天気の中、横浜を1時間をさまよいました。
おかげで、前半の「クリエイティブ・パートナーシップ」のスティーブさんの
プレゼンテーションはほとんど聞けず・・・涙。
後半のラウンド・テーブルから参加。

参加者が、「学校関係者グループ」「コーディネーターグループ」
「アーティストグループ」に別れてディスカッションをし、
それぞれスティーブさんに聞きたいことをまとめる。

特に上った質問のうち、代表的なものを紹介すると・・・
まずは、「評価の問題」。
アートの授業を学校で行う場合、何をもって良しとするのか、
つまずいている人たちはとても多い。「子どもとアーティストの出会い」もそうだ。
スティーブさんによると、クリエイティブ・パートナーシップでは、
プログラムの実施前、実施中、実施後にアンケート調査を行い、
またそれらを3ヶ月ごとに報告しているとのこと。
同時に、アートinエデュケーションに関するリサーチも事前に行っているらしい。
実際のアンケートシートも見せてもらったが、
これがかわいいデザインで、子どもが「書いてみたい!」と思うような
魅力的なものだった。
やっぱり、「評価」のための準備や仕組みづくりが大変、と実感。
でも今後、間違いなくやっていかなくてはならないことだと思う。

その他にも、実際のコーディネートの方法に関して、会場からの質問が出た。
このあたりは、日本でプログラムを行っていく際に大切にしていることと、
ほぼ同じ。特にプログラムを作っていく際は、学校とよく相談し、
学校として子どもたちをどう成長させていきたいか、一緒に考えることが大事と聞いて、
このやり方にぶれがでちゃうとダメだな、やっぱり・・・と思う。
あとは、先生、アーティスト、コーディネーターが
ひたすら「対話」することが大切と。
コーディネートに王道はない。ひたすら、dialog!

それでもアーティスト・バンクのシステムがあることや、
5年単位で目標を設定するという長期的な視野に立った考え方など、
参考にしたいことがいっぱいでした。

2日間、とても知りたかったことが知れて、
悩んでいたことがクリアになったし、
刺激も受けてワクワク・希望を持つこともあり。
いろんな仕事を投げ打って(!?)参加して、よかった。
しかし、みなさん口を揃えていうのは、
この活動を定着させるのは10年20年かかるよ…ということ。
長期的視野に立って継続するのが、なにより大切。
そして、あらためて覚悟を決めねばなるまい、と思いました。

アートNPOリンクのブログには、今回のプログラムのこぼれ話も・・・

お昼はZAIMのSOWCACEをまわる。
AAFやアートNPOフォーラムでお世話になっているみなさんに再会したり、
知らなかった全国のアートNPOを知ったり。
1時間で、資料をいっぱいもらって帰る。

午後からは、STスポット横浜と神奈川県教育委員会の
シンポジウム「アートと学校教育の連携を考える」。

活動事例報告で、横浜市でも横浜市文化芸術振興財団が主体になって
学校にアーティストを派遣する活動がはじまったのを知る。
どんどん、広がってきているなあ。
このシンポジウムも3年目ですが、毎回参加者が増えている。
関心が高まっているのを感じる。

それにしても午前中、イギリスの事例を聞いて、午後から日本の事例を聞くと、
その温度差やアートに対する考え方の違いがよく分かる。
いや、違いとうより、日本ではまだまだ模索している感じ。

「芸術を学ぶ」から、「芸術を通して学ぶ」。
これがたくさんの解説がなくても通じる社会になるのは、いつになるのだろう。

・・・

シンポジウムの片付けを終えたSTスポット横浜の大澤さんをつかまえて、
3月3日の「トヨタ・アートマネジメント・フォーラム」の打ち合わせ。
この2日間で吸収した知識、考えたことを総動員して、
セッションの中身を考える。
セッションは90分間なので、それまでメーリングリストなどで
議論を深めて当日に望むことに。あと1ヶ月。がんばらねば!

午後7時すぎに横浜を出て、午後11時に京都着。
どうしてもやらないといけない仕事が残っていたので、
涙目になりつつ最低限の仕事をこなして帰宅。
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by ide_h | 2007-02-03 23:48 | 子どもとアーティストの出会い