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演劇で算数

昨日に引き続き、劇団衛星さんの学校での取り組みを見学に行く。
今日は、宇治市立平盛小学校で行われた「演劇で算数」。
(衛星さん、連日大変だなあ・・・)

算数の「円」の学習の第1回目の授業に、
演劇を取り入れた授業。

ストーリーは、いたずらな悪魔がお菓子屋さんのおじさん(担任の先生)に
魔法をかけ、おじさんの顔が円になってしまう。
円に関する問題を解かないとおじさん(先生)は一生そのままの姿に・・・。
みんなで問題を解いて、おじさん(先生)を助けよう!というもの。

舞台装置としてプロジェクターとスクリーン、パワーポイントが使用され、
演劇的な空間づくり、板書の両方の機能が果たせるようになっていた。

「演劇で算数」、着想はとてもおもしろいが、授業として成立させるのは
なかなか難しいな、という感想。
ストーリーで子どもたちを引き込める部分もあるのだが、
発問、問題を考える姿勢、発言とストーリー展開との兼ね合いに役者さんが苦慮していた。
答えが分からなければ子どもたちが飽きてしまったり、あきらめてしまったり、
悪魔キャラに茶々をいれたり、気を抜くとすぐに授業の本質から外れてしまう。

1時間目が終わったあと感想を求められ、
「子どもたちとのやりとりをもっと丁寧にしてみては」と無責任なことをいってみたものの、
そう簡単にはいかず、先生が間に入ってなんとか授業の形態になった。
が、こんどは逆に演劇のよさ、演劇でやる意味が薄れてしまう。

「演劇で算数」、おもしろいのにな。
現場の先生たちが模索する姿を見て、
自分には何ができるだろうとずっと考えながら事務所に戻る。
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by ide_h | 2007-02-14 22:54 | 子どもとアーティストの出会い