こども、アート、日々。

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やりきれない

今日は烏丸三条の「古茶家素夢子(sumushi)」でランチ。
以下、「素夢子」のパンフレットから引用。

「草果(そうか)の喫茶 禾穀(かこく)の野饗(のあえ) 
市中に翠霞(すいか)の山居(さんきょ)あり」

要は、体にいいお茶やお菓子や軽食を、
韓国の美しい古民家のような空間で出してくれるお店で、
店内には韓国式の茶室や小さなギャラリースペースがあります。
なんといっても、調度品や食器がすべてアンティークで、とても素敵。
値段も高くないし、食材もお茶ひとつも体のことを考えられているし、
なにより、それらがとてもおいしい。時間を忘れて、しばしぼんやり。

事務所に出ると、ある仕事で関わった学校の子どもが、
事件に巻き込まれたとのニュースが飛び込んできた。
日頃から子どもが被害にあう事件は数多く報道されているけれど、
実際にこんなことがあると、やりきれない。
幸い、軽症で本人も元気だと分かり、ほっとする。

いよいよ「ダンスで理科」研究会が近づいてきたので、
ひたすら準備作業。(レジュメを印刷したり、名札をつくったり・・・)
残念ながら私はマルチタスクにできていないので、
「ダンスで理科」以外の仕事はほとんど進まず・・・
明日がんばろうー。
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by ide_h | 2006-07-31 22:25 | 子どもとアーティストの出会い

演劇2本

アトリエ劇研で「ユニークポイント」の『トリガー』を、その後
アートコンプレックス1928で「bird'-eye view」の『girl girl boy girl boy』を見る。
どちらも全然違うタイプの作品だが、とてもよかった。

特に『トリガー』は、うちの実家も自宅介護なので、
また追い詰められていく主人公の性格も
個人的に理解できてしまって、辛かった。
鎖の扱いが、印象的。

『girl girl・・・』は、もう笑いっぱなし。
関西人的には、もう文句なし。

それにしても、TOKYO SCAPEはすばらしい企画だなあ・・・。
フェスティバル自体が丁寧につくりこんであるし、
なによりセレクションされた作品のクオリティが高い。
不精してこれまであまり演劇を見てこなかったので、
この機会にたくさん見ようと思う。
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by ide_h | 2006-07-30 21:46 | アート

企業とアートNPOのこれから

大阪の国立国際美術館「三つの個展:伊藤存×今村源×須田悦弘」に行く。
国立国際美術館は、中之島に移転してから初めて。

今村源さんは、日常のものにちょっとした仕掛けをして「あ。」と思わせる作品。
モチーフは身近な家電だったりで、とても親しみやすい。

須田悦弘さんは、以前の「こっそり感」のある作品ではなくなっていたけれど、
やっぱり、作品自体がすごく美しい。以前アサヒビール大山崎山荘美術館で
展示されていた「睡蓮」が、ブースも天窓もそのまま再現されていたので、驚いた。

伊藤存さんは、ひとりで見てもよくわからないのだけれど、
一緒に来た方と話して、いろいろ足りない部分を想像しながら見ていくと、
たくさんのことが見えてきて、とてもとてもおもしろい。
まさに「対話型鑑賞」的作品。

いいのか悪いのか分からないが、
美術館は(・・・人がいなくて)静かで、ゆっくり、のんびり
作品を鑑賞することができた。
ミュージアムショップも充実していて、「伊藤存」Tシャツを思わず購入。

向かいの「graf」のカフェでお昼をいただいて、タクシーで
京橋のPAMO(舞台芸術・芸能見本市・2006大阪)のセミナーへ。

セミナーは「お答えします!いまさら聞けない企業への疑問
~アートと企業のパートナーシップのために~」
(パネリスト/甲斐賢治さん@NPO法人remo/NPO法人recip、
嶋田実名子さん@花王(株)、吉村真也さん@TOA(株))で、
企業へのファースト・コンタクトから事業終了後までの疑問が、
すばらしい資料とパネリストの的確な答えで解消されていく。
企業側のコメントの中には厳しい(てゆうか、社会的には常識の)
ものもあり、耳が痛い・・・。

でもその「社会的常識」すらまともに遂行することができない
アートNPOの運営の厳しさ、というものは現実にある。
人材とお金と時間が、絶対的に足りないのだ。
(「子どもとアーティストの出会い」も常勤は実質、私ひとりだし・・・)

NPO側からはそのようなコメントも出た。
さらに「そもそもアートは社会の中の“他者”である。その上で
企業はアートに何を求めるのか?」という本質的な質問も。

・・・「アートNPOが企業にできることって、なんなんだ?」と考える。
もちろん、「次世代の育成」とか「日本の文化振興」とか
「社会を豊かにする」という大きな共通目標があり、
それをNPOは実践し、企業は資源を提供し・・・というのがメセナの考え方ですが、
それだけでなくて企業(メセナ担当者)が
「この事業に関わってよかった!」「このNPOと出会ってよかった!」
と思える、さらにはメセナを通して新しい課題に
チャレンジしていけるようにするにはどうしたらいいのだ、と。

そこまでしないと、アートNPOと企業の関係は
先細りになってくるんじゃ・・・と不安になってしまう。
でも、それは本当に難しいし、現状はあまりにも遠い。
土壌がない上に、そこまででの能力を持つ人材も企業もごく限られている。
・・・が、そう考えてしまうと絶望的な気持ちになるので、
せめてできることからやっていきたい、です。(飲み会とか)

終了後は、近くの居酒屋で打ち上げ。
パネラー、企業メセナ協議会のお姉さま方、学生さんも交えて、
思い出話をしたり愚痴ったり冗談とばしたり、楽しい夜となりました。
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by ide_h | 2006-07-29 20:20 | アート

うつくしいもの、

朝から、暑い・・・ほんとに、暑い。

いまどき、クーラーがないオフィスはウチくらいのものではないだろうか。
ひたすら「エコ」だとか「LOHAS」だとか「心頭滅却火もまた涼し」だとか
つぶやきながら、何とかこの状況を正当化する努力は続けている。

先日のNEC社会起業塾の二次審査にも無事通過し、
東京で行われる最終選考会に参加することなった。
これまでプレゼンテーションは紙資料とDVDだけだったけれど、
そろそろパワーポイントを使わなくては。

先日「ダンスで理科」研究会にお問合せくださったマスコミから連絡。
いろいろ話合ったが、結局8月2日の取材はナシに。

担当記者の方がおっしゃったことが、印象に残った。
「これは今の段階で紹介していい企画ではないと判断した。
これははっきりした成果を得てから取材すべきだと思う。
そのほうが、企画の趣旨を正確に伝えることができるだろう。

だから、今回の研究会の詳しい資料と議事録を送って欲しい。
それらをすべて保存して、経過を追っていきたい。」
誠実な仕事をされる方に出会うと、本当に嬉しい。

月末が締め切りの助成金を仕上げて郵送し、
西陣の織成館へ「ポかリン記憶舎」の『煙の行方』を見にいく。

西陣の辻々に、浴衣姿のスタッフが立っていて、案内をしてくれる。
受付スタッフ誘導スタッフ、そして驚いたことにテクニカルスタッフも皆、浴衣姿。
しかも、立ち居振る舞いがとても美しくて、しごとが丁寧。
アメリカの宮大工さんが建てたという和洋折衷の
建築の中で、浴衣の美しい方々に囲まれて、
おいしい麦茶なんかも頂いて舞い上がってしまった。

舞台も織成館の坪庭が借景になるようにつくってあり、美しい。
作品は、日本舞踊のお稽古の合間に、
お弟子さんたちが世間話をするという設定ではじまる。
開始から15分、物語が日常から非日常に移行しはじめたところで、
突然、大雨と雷が起こり、劇場空間が一変した。

しかし、それも予定通りの演出あったのように、
嵐を取り込みながら劇は進み、
私は、この世のものではないものを見た気がした。

結局、そのすさまじい演出に圧されて、
脚本が演出が俳優の演技がよかったとか
悪かったとかの評価がぜんぜんできなかった。

だから「ポかリン記憶舎」の作品について
誰かに尋ねられても、うまく答えられなくて、申し訳ない。

そういえば昔、とある野外での雅楽演奏会で、
雷の中で舞楽を見たことがある。
このときも、「ああ、神様が見ている」と思ったものだ。
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by ide_h | 2006-07-28 19:41 | アート

京都橘大学へ

京都橘大学で「めくるめく紙芝居」の打合わせ。
途中学生も交えて5時間、ひたすら話し合う。
確認したり考えたり決めたりしなくてはいけないことが
たくさんあるので、この時期は大変だ。

大学では、「子どもとアーティストの出会い」のボランティアに来てくれた
学生さんの何人かに再会した。みんな元気そうで、なにより。

事務所に戻ってから今日頂いた資料を読み込み、
昨年度の「まちかど芸術」のDVDを見る。

だんだん、何が大変で、どこが成功のポイントなのか
なんとなーく分かってきた。

アーティストと観客の関係性をうまくつくれないと、
このパフォーマンスを成功させるのは難しいんだろうな、とか。
あと、上演する空間のつくりかたがとても大切なんだな、とか。

アイデアや考えが浮かんでは消えていくので、
急いでメモをとる。しかし、これを形にするのは難しい。
しばらく悩みそう。

帰り際、忘れないうちにTOKYO SCAPEでの公演
ポカリン記憶舎のチケットを予約。
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by ide_h | 2006-07-27 21:39 | めくるめく紙芝居

梅雨明け

やっと、やっと梅雨が明けた。強い日差しが嬉しい。
だから朝、はりきっていつもより早く家を出たのに、
途中で忘れ物に気付き、ずいぶん行ってから取りに戻る羽目に。
同居人が不思議そうに笑っていた。

今日は先週ほっぽり出していた助成金の申請書類を、
延々書く。が、書いても書いても終わらない。
夕方になってようやく仕上がり、ふらふら隣のカフェに行くと
偶然、知り合いのアーティストにお会いした。
開口一番、「・・・疲れてますか?」
ええ、もう仰るとおりで。「ダンスで理科」の話と世間話を少々。

続いて「めくるめく紙芝居」の企画書と予算書のたたきを作成。
企画書を書くだけでも、言葉の扱いに悩む箇所がでてきて、
自分がこれまでいかに障害のある方との
接点がない世界で生きてきたかを痛感する・・・。

・・・と、事務所の廊下(雑居ビルの3階)を
子猫(灰色、虎縞)が走り抜けていった。
びっくりして疲れが吹き飛んだ。

さあ、今日はうなぎだ。松山のじゃこ天もある。
はやく家に帰ろう。
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by ide_h | 2006-07-26 20:57 | 子どもとアーティストの出会い

喜びと雑用の日。

朝、「ダンスで理科」研究会について、マスコミから問合せが。
とりあえず電話で概要をざっと説明して、あとは資料を送ることに。
取材につながるといいなあ。

昼すぎ、「めくるめく紙芝居」で申請した財団法人倶進会から、
助成決定の通知が!しかも申請額全額が認められた。
これで心おきなく企画に取り組める。ばんざい。
(ファンドレイジングをしながら企画を進めるのは、本当に大変なので・・・)

さて、毎月25日はもろもろの支払いに追われる。
今日も銀行、郵便局、また銀行と自転車で四条烏丸界隈をぐるぐる。
それにしても毎月毎月、右から左へとよくお金が出て行くものだ・・・。

その後も新幹線のチケットを手配したり、
資料を郵送したり、電話をかけたり受けたり、
もろもろの事務仕事に追われる。
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by ide_h | 2006-07-25 22:32 | 子どもとアーティストの出会い

東京へ

東京にてミーティング。
とあるプロジェクトのキックオフ・ミーティングでした。
違った分野の方のお話をいろいろと伺う機会となり、
とても参考になる。

夕方、寄り道もせずに京都へ直帰。

新幹線の中で、「ウェブ進化論」を読む。
この本はITがテーマだけれど、
NPOや市民主体で進めるアートプロジェクトの話にも
通じるところがあってとても興味深い。

個の力があつまって大きな力になったり、
専門家ではない、しかしそれぞれの能力と情熱を持った人たちが
一つのことに本気で取り組み、大きなことを成し遂げたりすることは、
NPOや市民が関わるアートプロジェクトによくみられる現象。
とくに、学生やボランティアスタッフの力は凄まじいことがある。

分野は全然違うけれど、本質的な社会背景や
構造は通じている気がして、興味深い。
少なくとも、ある大きな仕掛けがあり、
それに対してひとりひとりがアプローチでき、関わり、
アクションを起こしていく過程は、アートボランティアのありようそのもの。
その結果、勢いあまってNPOになってしまったりもする。

そういうことができてしまう「時代の空気」が
分野を問わず、ここ5年くらいのあいだに
特に若い人たちを中心に、どんどん出来てきているのかもしれない。

いいことなのか悪いことなのかは分からないけれど、
現象としては間違いなく存在するんだろう。
私が、まさにそのいい例なのだから。
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by ide_h | 2006-07-24 20:42

ふれることから

千本北大路のライトハウスで、ダンスのワークショップを受けました。
講師は、坂本公成さん。「京都ダンススケープ2006」の企画です。
参加者は健常者と視覚障害のある方、合計16名でした。

ワークショップは目を閉じた状態でスタート。
自己紹介も、ペアの人を選ぶのも、すべて声と体からの情報だけ。
最初は怖いのだけれど、1時間もやっていると体で情報をつかむことに慣れ、
目をあけて踊ることが、かえって気恥ずかしくぎこちなくなる。

他の人の体をじっくり触って
自分とのあまりの違いに驚いたり(あたりまえだが・・・)、
からだの上にからだを重ねて、力を抜いてごろごろ転がると、
重いんだけれど気持ちよくて、
人間の体は水の入った皮袋のようなものなんだなと、
ひとの体の質感・量感に気付いたり。

基本的にすべて目を閉じたままのワークなので、
今回は視覚障害の有無はあまり問題ではなかったのですが、
障害を持った方が参加される場合、
情報伝達の仕方や進行は工夫しないとな、と学習。

夜は「ダンスで理科」研究会の打合わせ。
残すところあと10日となりました。やること山積み。

明日は、日帰り出張。ひさしぶりの、東京です。
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by ide_h | 2006-07-23 20:55 | アート

劇団飛び道具、藤田嗣治、六花

アトリエ劇研で「劇団飛び道具」の「ラフプレイ」を見る。

要素や複線やメッセージがたくさんあって、
それぞれにストーリー主張が展開する・・・
とおもいきやそれが突如消滅したり、また復活したり。
意味が深いのか遊戯的なものなのか、よく掴めないまま1時間がすぎた。

兄と夫と父と、役割を多く求められて混乱する30男の姿が
そこだけ妙に現代的にリアルで、哀しい。
作品としてのクオリティは、もう少し必要か。

その後、自転車を駆って京都国立近代美術館に、
「藤田嗣治展」を見に行く。入館制限が行われるほどの人出。
満員電車状態の会場はかなりストレスものでしたが、
年代別に網羅された作品は、どの時代のものも素晴らしく魅力的で、
時に混雑を忘れるほどでした。

会場には、子どもの姿もちらほら。
人波にもみくちゃにされながらも、いろいろ発見したことを好きに喋りながら
作品を楽しみ、それを親も受けとめている様子を見て、嬉しくなりました。
横で聞いていて、「おおそうか」と気付かされることもしばしば。
本当はもっとゆっくり、親と子がいろいろと話しながら
鑑賞できるといいのだけれど、今日の状態はひどすぎる。

よいものをみた感情の高まりと人ごみで疲れ果て、
東大路を下って喫茶六花で休憩。
お年を召したご夫婦と大学生くらいのカップルが隣同士で
コーヒーとお菓子を楽しんでいる。あいかわらず、素敵なお店。

ついでに近くの一澤信三郎帆布にちょこっと寄り道。
前一澤帆布製の鞄を愛用しているものとして、気になって。
うわさどおり「信三郎・・・」はポップでかわいいものがたくさんありました。
さすが、すでにほとんどが売り切れの様子・・・。

まっすぐ帰ろうと思っていたのにうっかり仕事を思い出し、
結局そのまま西へ走って事務所へ。
最低限の仕事をなんとか終えて、帰宅。おなかすいた。
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by ide_h | 2006-07-22 22:24 | アート