こども、アート、日々。

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旅の道連れ、めくるめく紙芝居

滋賀会館へ、「旅の道連れ」を観に行きました。
モノクロームサーカスの坂本公成さんと19人の出演者によるパフォーマンス。
19人の中には、知っている顔もちらほら。

ある男性(=坂本さん)が旅をする間に出会う人やできごとを、
次々に数珠つなぎにダンスに仕立てた作品。
オープニングで、クラムボンの「サラバイ・ララバイ」が流れて、
愛知の小学校でのワークショップを思い出す。

坂本さんの引きずるスーツケースに足が生えて踊りだしたり、
美しいワンピースの女性に蹴りを入れられたり、
マラソンをさせられたり、いろいろなことが起こる。
舞台の端にはバーカウンターがあって、
エピソードの合間合間にはそこでみんなビールを飲んで場面転換。

へー、と思いながら観ていたら、
観客席にスポットライトが当り、
観客の中から出演者を急遽選ぶことに。
そして坂本さんと目があってしまい、
私は舞台に出て坂本さんとチークを踊ることに。
BGMは、サザンオールスターズ。

舞台を観るのや仕切るのは慣れていても、
舞台に出るのは初めてで、大緊張!
足はもつれるしステップなんか踏めないし。
その後、場面は戦闘のシーンになり、
私はそのまま倒れて死体の役を(笑)
いやあ、楽しかった。

ラストは美術家の井上信太さんが出てきて、
ステージに羊を並べる。
みんなで記念撮影をして、
舞台の幕が開いたら、映画館の客席に一面の羊。
つまり、今回は舞台上舞台だったのですね。

公演が終わってロビーに出ると、
そこかしこに羊、羊。

ダンス公演の作品としては、まだ改良の余地もあるし、
コミュニティ・ダンスにするのであれば、
もっといろんな人(子どもや、お年寄りや、障害のある方や)を
巻き込んでいっても内容に幅が出てよかったのかな、と思ったりしましたが、
私は「旅の道連れ」、とても楽しかったです。

・・・

夜からは、山科でめくるめく紙芝居のワークショップ。
今日はなんだか参加人数が多い。
林さんが台本をつくってきてくれて、みんなで読み合わせ。
さっそく、メンバーからツッコミが入るのが面白い。

今日のゲストは、山下残さん。
みんなで体ほぐしから、「地震だ!」「風船」「粘土」のそれぞれのワークショップをおさらい。
小暮さんが口琴を持ってこられていて、
参加者のHさんとゆらゆら揺れながら口琴ダンス(?)を。

おやつを食べてから、8日に発表だという「よさこい」の踊りを見せてもらう。
ワークショップを終えて外に出ると、春雷。
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by ide_h | 2007-03-31 23:18 | アート

めくるめく紙芝居ワークショップ

めくるめく紙芝居ワークショップ。

今日は、以前から来て来てとお願いしていた、Uさんに遊びに来てもらいました。
Uさんは、視覚に障害がある女性。
山科駅で待ち合わせて、一緒に山科青少年活動センターに向かいました。
会場に着くと、メンバーの中でもお姉さん格のAさんが、
Uさんに椅子を勧めてくれたり、気をつかってくれたり。

そのうち、Uさんを中心に顔をさわる挨拶がはじまり、
メンバーとUさんが顔を触りながら自己紹介を。

そんなことをしている間に、
楽器を爪弾くひとあり、絵を描くひとあり。
林さんはUさんにマッサージされたり。
Aさんは私の膝の上に乗って動かないし。

とにかく史上最大にゆるくてまったりして気持ちのいいワークショップ環境でした。
私は、前日の睡眠不足がたたって、Uさんと部屋の隅っこで居眠り。。。。

ワークショップが終了した後は、
Uさんを交えてマネージメント・チームのミーティングを行いました。
私の方からマネージメント・チームの進め方を説明しはじめたところ、
Uさんの方から厳しい指摘とアドバイスが。
そして、言葉の使い方と障害に対する意識や考え方など、
根本的な部分を考え直そうということになり、
参加メンバーである学生のみんなにもそれぞれ意見を聞くことに。

みんなの意見を聞いて分かったのは、「対個人」だと障害の有無も
ただの個性の違いにしかならないのに、そこに社会性が加わると、
とたんにそれらが「障害のあるなし」が必要以上に意識されて、
バリアができてしまうという現象。
これは、めくるめく紙芝居で創作ワークショップがとても気持ちよく進むのに、
マネージメントワークショップは進めるのがとても難しいということと
密接に関係しているのだろうと思います。

その境界やバリアは一体何なのか、それはどうすればなくすことができるのか、
林さんと私は、まったく違う角度からそのことに取り組んでいるわけで…。
しかしまたこれが難しいのですが。

予定時間を2時間オーバーして、ミーティングは終了。
よい意味で、いろんなショックを受けたメンバーもいたかもしれないけれど、
今日、この時間を持ててよかった。

帰りは、最寄のバス邸までUさんを送っていく。
本当は、雨が降り出したのに私が傘を持っていなかったので、
Uさんの傘に入れてもらったのですが。

Uさんと別れてから、
京都芸術センターで行われるダンスプロダクションの公演へ。
モノクロームサーカスの「きざはし」がよかったです。
佐伯有香さんは、本当にすごい。
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by ide_h | 2007-03-24 23:37 | めくるめく紙芝居

エイブルアート・マネージメント

エイブルアート・オンステージ実行委員会の野村誠さんと、
「めくるめく紙芝居」のマネジメント・チームの方向性について、お話。

「めくるめく紙芝居」のマネージメント・チームでやりたいことについて
話せば話すほど、話が見えにくく、何がやりたいのかよく分からず、
現場に即して話をしているつもりなのに話がどんどん理想論になっていく。
・・・おかしい。私は何かを根本的に間違えてると思い、
野村さんに図解をしてももらいながら考えを整理した結果、
私がやりたいことは障害者による障害者のためのアートマネジメントではなく、
障害者がアートを享受するためのアートマネジメント業界の意識変革、
だったということが分かる。

野村さんが例に出してくれたのは、クラシックコンサートには未就学児は入れないという話。
だから、「母と子(未就学児)のためのコンサート」というものを企画しなければ、
6歳以下の子どもはクラシックコンサートに触れる機会は一切ない、ということ。
つまり、今回めくるめく紙芝居で私がやろうとしていたことは、
障害者が自発的にマネージメントに関わることによって障害者の自立を支援する、
ということ以前に、障害者がアートマネジメントに関わることによって、
現行のアートマネジメントの問題点を洗い出し、
すこしつづ問題提起と意識改革をしていきたい、ということでした。
すごく簡単にいうと、以下は、野村さんがブログで書いてくださったのですが
「障害のある人とアートマネージメントの出会い」です。
専門用語っぽくいうと、「エイブルアート・マネージメント」。

例えば、オルタナティブスペース等の未整備な環境である場合、
車椅子用席が意図的に確保されていることはあまりない。
また、舞台公演では暗転が普通にあるが、
これは精神に障害を持つ方にとっては、とても辛いことであることがある。
前者の場合は、客席をつくる際に動線を考慮し、車椅子席の可能性を考えてみること、
また後者の場合は、開演前に一本アナウンスがあるだけでもずいぶんと違う。
そういうことが、芸術に携わる人や機関にとって当たり前のことになってほしい。
でなければ、きっとアートは社会から取り残されてしまう。
そういう危機感が意識の奥底にあったから、
私は福祉のプロでもないのに「めくるめく紙芝居」に関わったのでした。

ずっと抱えていたもやもやを整理してくださった野村さんに感謝、です。
そして、このことにもっと早く気がつけていたら…と、思います。
タイムリミットはあと1ヶ月。
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by ide_h | 2007-03-19 21:15 | めくるめく紙芝居

めくるめく紙芝居 山下残さんワークショップ その2

めくるめく紙芝居、山下残さんのワークショップ、2回目。
今日は、前回とはちょっと趣旨を変えてメンバーひとりひとりの個性にスポットをあてよう…
という打ち合わせだったのだが、なんと別の用事と日程が重なっていて、
今日はほとんどのメンバーが来られないということが発覚。

仕方がないので、これまでの話の流れをきちんと整理する回にする。
その後、グループに分かれて、話の中で足りない絵や音楽をつくることに。
だらだらそんな作業をしていると、林さんと山下残さん、Aさんがダンスをはじめ、
「パタパタダンス」が完成。伴奏は、遊びに来てくれていたよっしーさんのジャンベ。
夕方には、隣の部屋で編み物をしていたカバゴンが参加。
そして、Jちゃんもやってくる。持参のお絵かき帳を広げ、絵を書く。
最後の1時間、なんとなくダラダラ過ごしながら、ワークショップ終了。

めくるめく紙芝居は、ワークショップの場であり、
ただみんなが集まるだけの温かい場でもあるということを発見した回でした。
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by ide_h | 2007-03-18 21:06 | めくるめく紙芝居

NPO法人企業教育研究会シンポジウム

本日、27歳の誕生日。
今日は千葉大学でNPO法人企業教育研究会のシンポジウムに参加。
「ダンスで、理科を学ぼう」の実施報告のため。

企業とつくる授業の成果報告をいくつか聞くことができて、勉強になる。
企業教育研究会は学校と企業をつなぐ役目を担っていて、
大変ですが大切な仕事だと思います。
後半の質疑応答でコーディネートの具体的な方法やポイントについての話題が出て、
思わずメモ。大事なところは、やっぱりアーティスト・イン・スクールでもほぼ同じ。

帰りは、前半に授業報告をされていた宇治市立平盛小学校の糸井先生とご一緒する。
なかなか、ゆっくりお話する時間がなかったので、
千葉から京都まで、ずっと学校とアートのお話をして帰る。
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by ide_h | 2007-03-17 22:53 | 子どもとアーティストの出会い

ライトハウスで

京都ライトハウスで、Uさんと会う。
Uさんは目の見えない女性で、いつも男の子みたいな格好をしている。
そして、性格も男っぽい(というと、嬉しそうにする)。

今日は新しい挨拶の方法として、
目を閉じて相手の顔を触るというのを教えてもらった。
目でみているときと、実際に触ったときと随分と印象が違うので、
おもしろい。そして、やっぱりドキドキして照れくさいような、
暖かくて嬉しいような気持ちになる。

今日は、Uさんが取り組んでいる障害者自立支援法問題とそれに関連する
在日外国人障害者年金訴訟に関するお話。
合間合間に、Uさんの絶妙のジョークが挟まれる。私もダジャレで応戦。

署名に協力して、Uさんをバス停まで送る。
24日のめくるめく紙芝居のワークショップに遊びに来てくれるとのこと。
顔を触るあいさつを、ワークショップの最初にやりたいよねという話をして別れる。
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by ide_h | 2007-03-16 20:45 | 日々

めくるめく紙芝居:実行委員会会議

めくるめく紙芝居のマネージメント・チームについて、実行委員会会議。
マネージメントチームの活動についての、実行委員会内でのコンセンサスと
具体的な活動方法について。

理想と現実の狭間で、迷走している。
時間と知恵がもっとほしいと思う。
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by ide_h | 2007-03-15 20:31 | めくるめく紙芝居

めくるめく紙芝居:広報打ち合わせ

Dance&Peopleの五島さんと、打ち合わせ。
Dance&Peopleさんが行う視覚に障害のある方たちのダンス公演「しでかすカラダvol.3」の
公演が4月28日(土)、29日(日)と、めくるめく紙芝居の公演日と近いので、
一緒に広報活動をすることに。「しでかすカラダ」もめくるめく紙芝居も
ともにエイブルアート・オンステージの第3期参加事業なので、
一緒に動くといいかなと期待しつつ。

めくるめく紙芝居の公演は、4月21日・22日。
チラシの到着は、3月23日の予定。
情宣、がんばりまーす。
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by ide_h | 2007-03-12 20:23 | めくるめく紙芝居

めくるめく紙芝居 山下残さんワークショップ

めくるめく紙芝居、今日はダンサー・演出家の山下残さんのワークショップ。
はじめての人も多いので、最初に自己紹介。
そして、これまでのワークショップの流れや今できているお話を林加奈さんが紹介。
ところどころ、唐突にYさんによる「現場だ!」(*)パフォーマンスが挟まれる。
(*Yさんが床に寝転がると、まわりの人たちがカメラを構える真似をして、
「現場だ!」「現場だ!」と叫びながらYさんにまとわりつくパフォーマンス。
Yさんの気分によって突然始まる。本番もどこかに入る予定。)

そして、山下ざんさんによるダンスワークショップ、というか、
残さんを中心になんとなく体を動かしてみましょうかという雰囲気に。
まずは、地震が起きていると想定して、「震度1」から「震度5」までの揺れを体で表現してみる。

▼写真は、「震度5」くらい?
c0083468_20103868.jpg

地震が起きると、体の上にモノや人が倒れてきて、動けなくなる(という想定)という場面も。
▼2人の下に、ひとり埋もれています。
c0083468_20131391.jpg


その後、山下残さんが演出・出演した「船乗りたち」という作品のビデオを見る。
男性陣、「船長」に興味深々。
そして、さきほどの「地震」ワークショップを「揺れる船上」に置き換えて、
もういちどやってみることに。
ここでなんだか寸劇っぽくなり、残さんを押しのけて「船長」になる人や
「監督」や「助監督」があわられたり、大騒ぎ。
そして今回も楽器はたっぷり用意されていたので、気の向くままに楽器をならす人も。
最後は、円になって物語のテーマソングを踊りながら歌うという素敵な展開になる。

おやつ休憩をはさんで、最後に少しだけワークショップ。
ペアになって、ひとりを粘土に見立てて、もうひとりが体の形をつくっていく。
このワークショップで、参加者同士の関係性が出てきたかな。

これまで音楽や絵が苦手だったAさんが、
ダンスではとっても美しい動きをすることを発見。
私は風邪が治りきってなくて写真係で、残念でした。
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by ide_h | 2007-03-11 19:55 | めくるめく紙芝居

ワニバレエコンサート

宇治市立平盛小学校で行われた、ワニバレエコンサートに行ってきました。
第1部はNHK教育番組で話題になった「あいのて」メンバーによるコンサート、
第2部はアーティストと4年生の児童による音楽劇「宇宙でぃすてにー・ワニバレエ」でした。

気持ちは急ぐのですが病み上がりの体がついていかず、
会場に到着したのは第1部もほぼ終わりのころ。
体育館となった会場には、段ボールのオブジェとステージが組んであり、
そこで野村誠さん、尾引浩志さん、片岡大祐さん、林加奈さん、ラバマン・ウェインさんの
ステージが繰り広げられていました。
小学校で、こんな素晴らしいコンサートが聴けるなんて…すごいです。
途中、体育館の2階からラッパの音が。見ると、子どもが「あいのて」さんの
セッションに参加している!これは予定にはなかったそうですが、
絶妙のセッションでした。

でも、第2部はもっともっとすごかった。
1週間のワークショップでできた絵をスライドショーで見せながら(つまり紙芝居のスタイル)
「宇宙でぃすてにー」の物語が展開されていくのですが、これがむちゃくちゃおもしろい。
そして挿入される曲がすばらしい。
さらに、4年生全員でワニバレエを踊るシーンや腰ふりダンスは圧巻。

そこには緊張して出番を待つ子どもの顔はなく、
舞台の上でもワクワクして、次になにが起こるのか集中し、
自分の出番があればかなり恥ずかしそうに、でも堂々と、
そしてパフォーマンスを終えた後は誇らしげな子どもたちの姿がありました。
アーティストたちも、本当に楽しそうで、フルパワーで、すごくよかった。
ラストのアンコールでは、「あいのて」のテーマソングの演奏がありました。
そして私は、観客として、この場にいられたことが本当に幸せでした。

コンサート本番でもいろいろなことが起こっていたけれども、
今日に至るまでもさまざまなドラマが起こっていたであろうことを
充分に感じさせてくれるコンサートでした。
病み上がりの心と体に、たくさんのエネルギーとパワーをもらいました☆
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by ide_h | 2007-03-10 19:32 | 子どもとアーティストの出会い