ライトハウスで、視覚障害についての勉強と、手引きの研修。
参加者はDance&Peopleの方と、めくるめく紙芝居のスタッフたち。
講師役をしてくださったのは、ライトハウスの職員の方。
この方は全盲だが、過去演劇をされていたことや
視覚障害の方を対象としたイベントをされていることなどから、
秋にめくるめく紙芝居がスタートしたときからご相談させて頂いていた。
まずは、自己紹介から。
ここで、まず基本的なコミュニケーションの方法についてのアドバイスが。
超基本として、目の見えない方は視覚で物事が判断できないため、
何かを問いかけられると「はい」「いいえ」「ちょっとわかりません」など、
必ず何らかの返事をすること。
そして、その場に複数人間がいる場合、誰が、誰に向って話をしているのかを
明らかにすること。
さらに、「それ」「あれ」などの指示語は使わない、といったことだった。
これらの基本的事項を確認したあと、
ライトハウスの方から、視覚障害がどういった障害なのかの説明。
これらは、講義形式でなくて、「もし、今日・明日、自分が目が見えなくなったら
何が困ると思う?」というような質問形式で進められた。
この方法は、以前同じく視覚に障害を持つUさんが、
障害について考えるときは、「とにかく想像してみること」
「自分がもしそうだったら、どうかを考えることが大切」といっておられたことと同じ。
スタッフの回答は、それぞれ、
「外に出るのが怖い」「家事が大変」などだったが、
実はそれらはそんなに問題ではなく(問題は問題だが、訓練である程度なんとかなるそう)
本当に問題なのは新聞・雑誌などの「墨字」による情報が得られなくなる
「情報障害」がおきる、ということだった。なるほど。
そして、基本的な手引きの方法についてのビデオを見せていただき、
実際に手引きをしてみる。
はじめて手引きをするスタッフは、緊張気味。
私もそんなに経験がないし、いつもその場その場でやっていたので
基本を学ぶことは大きな意味があった。
手引きを続けながらライトハウスの施設を案内していただく。
共同作業所や点字翻訳室や図書館や…いろいろな施設が入っていて、
建物自体にもいろいろ工夫が凝らされている。
それでも、多様な「障害」を持つ方にとっては万能な施設であるわけでないようで、
案内してしてくださった方曰く、
「ユニバーサルデザインは、基本は、やはり人」ということであるらしい。
つまり、すべての人、障害に対応しきることは難しいので、
設備や施設構造に頼ることなく、結局は
人対人でバリアフリーをつくっていくということ。
最後に、文字の読み上げ機能のあるパソコンや
視覚障害の助けになるグッズ(デザイン的にもかわいいものが多い)
を紹介して頂いて、研修は終了。
・・・
終わったあと、みんなでお昼ごはんを頂く。
施設内の席がいっぱいだったので、テラスで。
いいお天気で、桜もキレイで、気持ちいい~!
めくるめく紙芝居の公演についてもいろいろ相談に乗ってもらったが、
最終的には「本当にすばらしい公演は、視覚に障害があっても楽しめるもの。
そんな作品を目指して」と励まされる。そして、
関わる側、つくる側の人が心から楽しんでやっていることが第一条件だと。
めくるめく紙芝居は21日・22日が本番だけれども、
それはゴールじゃなくて、きっとあくまでそこは通過点なんだろう。
終了した後に考えないといけないこと、反省しないといけないこと、
受け止めないといけないことがきっとたくさんでてくるだろうし、
幸い2007年度も継続させて頂けることが決まったので、
大きい気持ちで、そして覚悟をもって、何より楽しんで、進めていきたいと再確認。