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「歩兵たちの晩餐」

北加賀屋の“black chanber”へcool&5企画の「歩兵達の晩餐」を観に行く。

名村造船所跡を訪れるのは、初めて。
地下鉄「北加賀屋」の駅を上ると、海の匂いがする。
歩くこと10分で到着。レトロでアナーキーな雰囲気の会場…。

作・演出はごまのはえ、出演はごまのはえ、大木湖南(ニットキャップシアター)、
岡嶋秀昭、ファックジャパン、ハラダリャン。
関西演劇界には疎いのですが、
いま最も良い役者たち(制作者談)というだけあって、
それぞれに個性が強く、彼らが舞台に立っているだけで、すでにおもしろい。



基本的にはドタバタ・コメディーで、
「ドリフ」や「ひょうきん族」や、その他80年代のコント・お笑い・漫才を
愛してやまない者として、非常に楽しい舞台でした。

ただ、ラスト。引っぱるだけ引っぱっておいて…という怒りが沸いたが、
それはアート好きとしてではなく、お笑い好きとしてのものです…。
「オトすぞー、オトすぞー、」といいながら
演劇的にすいっとまとめられたので、そりゃないよ、と。

脚本・演出はとても上手。
ごまのはえさんはほんとに力のある人なんだろうなと思う。
舞台でのいろんなテクニックや見せ方を知っているし、観客の視点も忘れない。
演劇の面白さや特徴・醍醐味を存分に生かした舞台だったな、と思います。

しかしながら逆に言うと、それ以上のテーマやメッセージが
うまく伝わってこなかったのが、残念。
特にタイトルの「歩兵たちの晩餐」が、内容にどう関連しているのか
最後までよく分からなかった。ラストで示唆しかかっていたので、
それを何とか私なりに捉えようとしたが、掴みきれず。

役者さんの質も高いし、この顔ぶれだったら
もっともっといけたんでないかなと、思う。もったいない。

・・・あとは、やっぱりこの作品は京都の劇研あたりで上演してほしい。
舞台の雰囲気がいい意味で京都っぽくて、
見終わった後、大阪港ではなくて鴨川が見たくなったから。
by ide_h | 2006-08-20 23:56 | アート