助成金の申請書作成していて、夜が明ける。
一旦帰宅して、着替えて、新幹線に乗る。
リリースがまだなので詳細は書けないのですが、
ある地方の山間部の小学校でのワークショップに行ってきました。
全校生徒が20名足らずで、学校全体がまるでひとつの大家族のよう。
1,2年生は大人っぽく、5,6年生は低学年の子どもたちの面倒をよく見、
3,4年生は自由奔放。
休み時間も、みんなで遊ぶ。
給食も、全職員を交えて、ひとつの部屋でみんなで食べる。
それぞれに個性はあっても、現代の都市の子どもにときどき見られる
痛々しさや疲れた感じは微塵もなくて、みんな屈託なくて人懐っこかった。
(数回連続のワークショップだが、初日にしてアーティストに
「最終日は、絶対泣くと思う」と言わしめたほど)
子どもって、本来はこういう姿だったんだ、と思い出した。
笑って、泣いて、けんかして、次の瞬間にはケロッと忘れて、また外に飛び出していく。
年下の子が間違ったことをしていると注意し、できないことは助ける。
知らない人には礼儀正しくあいさつをし、恥ずかしがっても、好奇心はいっぱいで。
「子どもとアーティストの出会い」の仕事は、
子どもたちを取り巻く環境が厳しくなってきたからこそ生まれた活動だから、
いつも複雑な気持ちを抱えている。
(もちろん、今日行った学校もある社会的な課題を抱えていて、
それが今回のワークショップ実施の一要因にもなっているのですが…)
大変なこともあるけど、毎日やりがいはある。この仕事を愛している。
でも、いつかこの仕事が必要なくなる社会になることを願っている。