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こども、アート、日々。

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アートNPOフォーラムinフェスゲ

「全国アートNPOフォーラムinフェスゲ!新★世界的公共の実践」に、
フェスティバルゲートへ。

会場につくと、青森、千葉、東京、横浜、淡路島・・・全国各地からの参加者。
参加者の層も、アートNPO、企業、行政関係者、学生…さまざま。
14時から21時までという、長丁場のフォーラム。

最初の講演は、大阪市立大学の杉浦幹男さんによる
「創造都市と大阪」。
フランス、ナント市での事例をもとに、「創造都市」とは?という講演が行われる。
要は都市政策の行き詰まりによって発生した社会問題を、市民の
創造性(クリエイティビティ)を発揮することによって解決していこうというもの。
「創造性」は先日の横浜のシンポジウムでも大きなテーマになっていた。

ディスカッションを挟んで、次の講演は、
たんぽぽの家の播磨靖夫さんの
「アートとソーシャル・インクルージョン」。
マイノリティを排除せず、どんな存在であっても受け入れる、
みんなを包みこむ社会という考え方が、
ソーシャル・インクルージョン。
そして、すべてを包み込むにおいて、
分断された関係性を回復させる手段としてのアート。

各講演のあと、会場を交えてのディスカッション。
哲学的な話から、文化政策的な話、現場レベルの話まで。
だんだん頭がぐるぐる。

最後は、「フェスティバルゲート再生計画」のプレゼンテーション。
フェスティバルゲートが、コンペ案の採択か売却かという岐路に立たされていて、
そのコンペに応募するためのプランがここで発表される。
その後、会場を交えてのディスカッション。

さまざまな問題を抱えながら、
同時に大きな可能性をはらんでいる、素晴らしい計画。
成功すれば、新しい公共施設運営が誕生するはずだ。

かなりシビアな問題がたくさん立ちはだかっているけれど、
がんばってほしいと強く思う。
by ide_h | 2007-02-24 23:37 | アート