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エイブルアート・マネージメント

エイブルアート・オンステージ実行委員会の野村誠さんと、
「めくるめく紙芝居」のマネジメント・チームの方向性について、お話。

「めくるめく紙芝居」のマネージメント・チームでやりたいことについて
話せば話すほど、話が見えにくく、何がやりたいのかよく分からず、
現場に即して話をしているつもりなのに話がどんどん理想論になっていく。
・・・おかしい。私は何かを根本的に間違えてると思い、
野村さんに図解をしてももらいながら考えを整理した結果、
私がやりたいことは障害者による障害者のためのアートマネジメントではなく、
障害者がアートを享受するためのアートマネジメント業界の意識変革、
だったということが分かる。

野村さんが例に出してくれたのは、クラシックコンサートには未就学児は入れないという話。
だから、「母と子(未就学児)のためのコンサート」というものを企画しなければ、
6歳以下の子どもはクラシックコンサートに触れる機会は一切ない、ということ。
つまり、今回めくるめく紙芝居で私がやろうとしていたことは、
障害者が自発的にマネージメントに関わることによって障害者の自立を支援する、
ということ以前に、障害者がアートマネジメントに関わることによって、
現行のアートマネジメントの問題点を洗い出し、
すこしつづ問題提起と意識改革をしていきたい、ということでした。
すごく簡単にいうと、以下は、野村さんがブログで書いてくださったのですが
「障害のある人とアートマネージメントの出会い」です。
専門用語っぽくいうと、「エイブルアート・マネージメント」。

例えば、オルタナティブスペース等の未整備な環境である場合、
車椅子用席が意図的に確保されていることはあまりない。
また、舞台公演では暗転が普通にあるが、
これは精神に障害を持つ方にとっては、とても辛いことであることがある。
前者の場合は、客席をつくる際に動線を考慮し、車椅子席の可能性を考えてみること、
また後者の場合は、開演前に一本アナウンスがあるだけでもずいぶんと違う。
そういうことが、芸術に携わる人や機関にとって当たり前のことになってほしい。
でなければ、きっとアートは社会から取り残されてしまう。
そういう危機感が意識の奥底にあったから、
私は福祉のプロでもないのに「めくるめく紙芝居」に関わったのでした。

ずっと抱えていたもやもやを整理してくださった野村さんに感謝、です。
そして、このことにもっと早く気がつけていたら…と、思います。
タイムリミットはあと1ヶ月。
by ide_h | 2007-03-19 21:15 | めくるめく紙芝居