こども、アート、日々。

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2006年 08月 05日 ( 1 )

NPOだから/「ビック盆!」

6時半に目が覚める。
せっかくいいお天気だし、早朝から洗濯。

土曜日は普段休んでいるのだが、
13時にNEC企業塾の選考の件で事務局のNPOから
再度、ヒアリングの電話があるということなので、出勤。

しかし13時になっても音沙汰がなく、
13時45分になってようやく電話がかかってきた。
担当の方は、今日は本当はお休みなのだが、
選考スケジュールの都合で、自宅からヒアリングの電話をしているらしい。
子育て中とのことで、電話の向こうからは子どもの泣き声が・・・。
そして事前に資料も送っていたのに、なんだか話がかみ合わない。

子育てと仕事の両立がどんなに大変なのは、よくわかる。
本当は休みなのに、休みをとっていられない
NPOの厳しい運営状況も、痛いほどわかる。
そして、本当はウィークディにヒアリングをしたいと言ってきて下さったのに、
私の都合がつかなくて無理を聞いてもらったという、申し訳なさもある。

が、約束の時間に電話できないことについて何の連絡もなかったことや、
事前に送ったはずの資料が活用されなかったことに関しては、
忙しいNPOだから、小さい子どもがいるから、といったこととは関係ない。

ほんとうに悲しいが、企業がNPOと協働することを渋る理由が、
こんなところでよく分かってしまった。

担当の方は私の話をすごく真摯に話を聞いてくれて、
私の素朴な質問にもきちんと答えてくれて、
時間通りに電話できなかったことに対してもすごく謝ってくれて、
結局40分近くの電話になったが、静かな気持ちで受話器を置くことができた。

でも、なんだか悲しい、くやしい気持ちがぬぐえない。

これが良くない意味で「市民活動っぽい」「NPOっぽい」と
言われることの例だったとしたら・・・
こんな気持ちを企業や行政の担当者も感じていたとしたら・・・

・・・とりあえず、こんな気持ちでなんなんですが、
いまから「ビック盆!」に行ってきます・・・。

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さて、この「ビック盆!」。
主催は、新世界アーツパーク未来計画実行委員会
(=ダンスボックス、remo、ビヨンドイノセンス、cocoroomの4つのNPO)で、
アサヒ・アート・フェスティバル2006の一環で行われている。

曰く、フェスティバルゲートのある新世界では、
50年前まで「盆踊り」が存在していたらしい。
今回、この4つのNPOが中心になり、
アーティストやミュージシャン、地元の子どもたちや地域の人々と
その「盆踊り」を復興させたという。

実施の背景には、フェスティバルゲートの継続運営問題がある。
昨年からの「新世界アーツパーク事業」の存続をめぐる中で、
この4団体は数度のシンポジウムを開いてこられた。
「ビック盆!」は、そのひとつの結果として生まれた、
地域と連動した文化的財産を創造するプロジェクトであるという。

会場につくと、大きな櫓が組まれ、
提灯が張り巡らされている。

昔の録音から曲を掘り起こし、地元のご婦人方とダンサーが
振付けを考えたという「新世界新地小唄」、
地元の小学生と詩人・ミュージシャン・ダンサーが
創ったという「新新世界音頭」、
それらに加えて、「炭坑節」などのポピュラーな曲、
“ウヲン・ジクス-+neko眠る”による即興ライブなど
おじいちゃん・おばあちゃん・おじさん・おばさん・
こども・赤ちゃん・若者・アーティストが入り乱れて踊る踊る。
2缶目のスーパードライの効能も手伝って、
「踊らにゃソンソン」とばかりに、私も輪に入りましたとも。

人の種類も芸術の種類も飛び越えて、
皆が夢中になって幸せになる。
これが「アート」の力なのだとしたら、
とても素晴らしいことだ。

ややこしい問題がたくさんある中で、
でもだからこそ、ぜひ来年以降も継続されていくこと、
そして新世界アーツパーク事業が良い方向に進むことを祈ります。
それにしても、楽しかったー。
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by ide_h | 2006-08-05 16:23 | アート